Case: Bullying Jr.

アメリカのバーガーキングが、全米いじめ防止月間(10月)にあわせて、思わず誰もがハッとしてしまうPRムービー「Bullying Jr.」を公開しました。それがこちら。

ロサンゼルスにあるバーガーキングの店内で、演者の中学生が数人の学生からいじめられています。しかし、そこに居合わせるお客さんたちは、ほとんどが見て見ぬ振り。それと同時にとある仕掛けがスタートします。

なんと店員が、同社の主力商品の一つであるハンバーガー・Whopper Jr.を潰して(=いじめて)、それを注文したお客さんに提供していくのです。

お客さんがいざ食べようとすると、“潰れた(いじめられた)Whopper Jr.”を目の前に驚き、「これは問題だ!」と店員にクレームを入れていきます。95%ものお客さんが店員に文句を言いに行ったとのことですが、当然のことですよね。

その一方で、お客さんの誰もが気づいているにもかかわらず、“中学生のいじめ”を止めに入ったのは、わずか12%の人たちだけ。

人間とハンバーガーではもちろん違いますが、目の前に起きた“いじめ”を問題にして、そこに対してきちんと介入することは誰だってできるということ。そして、それがシンプルかつ有効な“いじめをなくす手法だ”という事実を示唆してくれています。

本動画はYouTubeでの公開後1週間で90万回近く再生され、動画評価者のうち95%、件数で5,600件以上のポジティブな評価を得ています。いじめ防止月間を上手く機会と捉え、バーガーキングのブランディングとしても寄与するスマートなPRキャンペーンでした。