Case: Hopeful or Hopeless

アメリカの大手放送局・21世紀フォックス傘下のスポーツ専門局『Fox Sports 1(FS1)』が、NBA2017-18シーズンの開幕に先駆け、大胆なキャンペーンを打ち出しました。

舞台となったのはマンハッタンを走る地下鉄、そしてモチーフとなったのは、近年成績不振が続くニューヨーク・ニックス。

FS1は電車の車体に広告を施したほか、車内の向かい合った座席の片側に『hopeful(希望的)』、反対側に『hopeless(絶望的)』と書いて、今月17日より始まる新シーズンにおけるニックスの成績を乗客に予想してもらったのです。

『hopeful(希望的)』サイドの座席には、ニックスに所属するクリスタプス・ポルジンギス選手の名前を出し『実験室で作られた(ほど完璧だ)』と、恵まれた体格(身長221cm)や3ポイントシュートを決めるプレーセンスを称賛する言葉が書かれています。

一方反対側の『絶望的』の方には、『Sit here if you blame Dolan』「Sit here if you blame Melo」など、チームのオーナーであるドラン氏や主力選手への批判が並びます。


この電車をNY市内でも特に利用者数の多い、グランド・セントラル駅からタイムズ・スクエア駅を結ぶ路線で走らせ、SNSを中心に大きな話題なったところまではよかったのですが…


ニックスを支持するファンからは、「何でこんな広告を出すんだ?ただ目立ちたいだけだな」「これだから誰もニックスでプレーしたがらないんだ…」などといった、批判的なコメントが殺到する事態に。

これを受けて、FS1はキャンペーンをスタートさせた翌日には、全ての広告を撤去することを発表したのでした。

シーズン開幕前にチームの成績を予測し、盛り上げる意図だったのかもしれませんが、チームを批判するような広告は地元ファンにとっては受け入れがたいものだったようです。