Case: Dialekt-o-maten

今年の夏、スウェーデンの首都・ストックホルム市内に、一風変わったコカ・コーラの自動販売機が設置されました。

『Dialekt-o-maten』と名付けられたこの自販機には、お金の投入口がありません。ではどうするかというと、“方言”を話すことで支払いができる仕組みになっています。

スウェーデンには地域ごとにたくさんの方言があり、文法的にも発音的にもいわゆる標準語とは大きく異なるものもあるそう。各地で話されている方言を正確に発音できれば、コーラを無料でプレゼントする、地方都市のPRを兼ねたプロモーションというわけです。

参加者は数種類の方言の中から一つを選び、決められたフレーズを読み上げます。その声のトーンやテンポ、イントネーションなどを機械で分析した結果、合格と判定されると冷たく冷えたコーラが1本もらえる仕組みとなっています。

方言と言っても、よく聞くメジャーなものからごくわずかな人のみが話すもの、また発音が非常に難しいものなど種類は様々。たくさんの人が、言いなれない発音でチャレンジに挑戦していきます。ちなみに成功率は、易しいもので5割、難しいものでは2割弱と、なかなかハードルが高かった模様。

この様子はオンラインニュースを中心に紹介されたほか、ソーシャルメディアで1,000万回もシェアされたといいます。

短い夏を迎えたスウェーデンで、人々に笑顔をもたらした自販機プロモーションでした。