Case: Safety Bags

ワールドワイドでチェーン展開を行うスーパーマーケット・Tescoが中国で実施している、消費者へ安心して生鮮食品を食べてもらうための新たな取組みをご紹介。

中国における食品の安全性については、これまでも数多くの問題が報じられてきています。そのうちの一つが残留農薬。「スーパーマーケットで販売されている果物と野菜の約90%が有害な残留農薬を含んでいる」との環境NGO・グリーンピース中国支部による調査報告もあります。

そのような状況を改善すべく中国のTescoは、「Safety Bags」という“有害な残留農薬を除去することができる”画期的なビニール袋を生み出しました。

このビニール袋は光触媒作用(光の力を生かし、化合物を分解する)を応用。非常に簡略化して説明すると、光を吸収して果物や野菜に含まれる有毒成分を分解して二酸化炭素とし、空気中に分散させるような仕組みになっています。

店舗に用意されている「Safety Bags」に果物や野菜を入れて、自然光や室内光など3時間光に当てるだけで、残留農薬の大半を除去でき、安心して食べられる状態になるといいます。

この技術はFDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を取得済み。特許も申請中とのことで、今年8月に中国の店舗でのβテストが完了し、2018年にワールドワイドでの展開を予定しています。

化学の力で消費者に安全を届ける、これから世界各国での展開が期待される取り組みでした。