Case: Ingredients of a Masterpiece

今年3月、世界中で愛飲されているジンブランドのボンベイ・サファイヤが主催する、カクテルコンペティションの世界大会『Most Imaginative Bartender Competition』が開催されました。

この大会は、“イマジネーション溢れるカクテルづくり”をテーマに、各国から選抜されたバーテンダーがオリジナルドリンクを披露するコンテスト。ボンベイ・サファイヤはこのイベントが開催10周年を迎えたことを記念し、カクテルを使ったユニークな取り組みを行いました。

プロジェクト名は「Ingredients of a Masterpiece」。
『グラスは真っ白なキャンバスであり、バーテンダーはアーティストだ』と、カクテル作りを芸術になぞらえる同ブランドは、大会に出品された中で評価の高かったドリンクに使われた材料で“絵の具を作る”という企画を立案。

ピスタチオ、ビーツ、ハラペーニョ、ラベンダー、ミントなどの食材を乾燥させて作った173色もの絵の具をニューヨークの美術学校に通う学生たちに提供し、その材料を使った“カクテルの絵”を描いてもらうことにしました。

そうして出来上がった25点以上の作品は、マンハッタンのチェルシー地区にあるギャラリーで披露。同じ材料で作られたカクテルと絵画を同時に見せるというアイディアは、訪れた人々に新鮮な驚きを与えました。

また、コンペティションの最優秀バーテンダーのポートレートを、同バーテンダーのカクテルの材料で作った絵の具で描きました。このポートレートは男性誌GQの表紙を飾るとともに、その他のカクテルの絵は同号にて紹介されました。

本企画はこれ以外にも様々な雑誌や新聞で紹介されるとともに、SNSにおける言及数は前年比173%増、トータルインプレッションは5億を超えたといいます。

作り手の感性を表現するという点で共通するふたつのアート。目の付け所がユニークなPR施策でした。