Case: SafeTag

メキシコの首都・メキシコシティでは、職場における女性へのセクハラや公共交通機関での痴漢行為が非常に多く、平均すると毎日1,643人もの人が何らかの被害に遭っているという統計があるそう。しかし9割以上の女性は警察に通報すせず、泣き寝入りしてしまっているといいます。

働く女性を様々な面から支援・サポートするGNO団体Victoria147は、このような状況を改善するべく『SafeTag』というキャンペーンを立ち上げ、時計型のデバイスを街中で無料配布しました。

同団体がリリースしたスマホアプリと連携し、デバイスを持っている人たちと通信しあって互いの現在位置が地図上で確認できるようになっています。

痴漢に遭った時にはスマホで通知を発信することで、周囲にいる女性たちに助けが必要だと知らせる仕組みです。

このシステムのおかげで痴漢が頻発する場所を特定し、警察へ取り締まり強化を要請することができたほか、取り組みを始めてしばらくすると、痴漢に対する通報率は56.7%に上昇。

女性たちにとって、いつも誰かが近くにいるという安心感を持てること、そして被害に遭った時は泣き寝入りせず、声をあげるという大きな意識の変化をもたらした取り組みでした。

(via vimeo)