Case: Groupama The Safest Route

フランスの大手保険会社・Groupamaが、交通事故防止を目的とした前代未聞のナビゲーションツール『The Safest Route(最も安全なルート)』を開発。最短ルートを検索する従来のカーナビと違い、最も安全性が高い“安全ルート”を教えてくれるという画期的なサービスを打ち出しました。

国が保有する過去7年間、70万件もの交通事故に関するデータを活用することで実現したという本企画。サービスの利用方法は非常に簡単でまずは、特設サイトもしくはスマートフォンアプリで出発地と目的地をセットします。フランス国内であればどこでも設定することが可能です。

検索が完了すると、緑と赤の2つのルートが表示されます。

下記検索の場合、赤のルートは25分で目的地に到着するルート。最短ルートでありながら、過去には12件の交通事故が起きているルートです。

それに対し、緑のルートは少し遠回りをしているため到着までに29分かかるものの、安全性の高いルート。たとえ急いでいても、やはり安全なルートがおすすめだといいます。

この画期的なキャンペーンについて、約2,000軒の店舗に“安全ルート検索用の機械”を設置した他、バス停などで屋外広告も掲示しました。

本施策はテレビなど様々なメディアに取り上げられた他、SNSでも大きな話題に。ルート検索数は350万回を超え、SNSのシェア数は22万5000件を記録。最終的に3,000万を超えるメディアインプレッションを獲得し、550万ユーロ(約6億8,000万円)相当のメディア露出を果たしました。

一般的な啓蒙施策とは異なり、即トライしてみたくなる本施策。今後、交通事故が実際にどれくらい減るかも気になりますね。