Case: Where the streets have no name

1972年の大地震で道や標識が崩壊してしまったニカラグアの町・マナグア(Managua)。町は綺麗に整備されたものの、新しく作られた道には未だに名前が付けられていないまま…町をよく知る年配の人はいいものの、土地勘のない若い世代は不便を感じています。

そんな人々に手を差し伸べようと、ニカラグアの大手家電量販店「El Gallo más Gallo」が画期的な屋外キャンペーンを実施し、“消費者の生活に密着している”という姿勢をアピールしました。

『Where the Streets Have No Name(道に名前がない場所)』と題した本施策。その内容は、町中にまんべんなく標識を立て、町に“目印となるポイント”を作るというものです。標識を基準に地理を把握してもらおうというアイデアで、標識には同社のロゴも明記されています。

実際に立てられた標識がこちら。

この先にレストラン「LACMIEL」があります。

この先にスーパーマーケット「LA VICKY」があります。

他にも、「町で1番大きな木が生えている場所」や「ソーダ(PEPSI)の工場がある場所」など、特徴的な場所計50箇所に標識を設置。

更にそれぞれのポイントをグーグル・マップにも追加。名前と一緒にその歴史も登録するなど、人々の記憶に残るよう工夫されています。

このユニークな施策は、テレビを始め様々なメディアに取り上げられ、総額15万ドル(約1,600万円)相当のメディア露出を果たした他、SNSでのインタラクションも150%向上しました。

ちなみに、『Where the Streets Have No Name』というタイトルは、人気ロックバンド・U2がこのマナグアの町にインスピレーションを受けて作った曲と同じ名前です。

人々の生活に密着している同社だからこそ着想を得た有意義な屋外キャンペーンでした。