Case: Alzheimer’s Research U.K The day Shazam forgot

高齢者の病気と思われがちなアルツハイマー病ですが、40歳前後の若年層でもこの病気にかかる可能性はあり、現在イギリスでは65歳以下で4万人がこの病気に苦しんでいます。

この厳しい現実を若い人々に知ってもらい、病気と戦うための寄付を集めようと、アルツハイマー病を研究するイギリスの団体「Alzheimer’s Research U.K」は、人気音楽検索アプリ「Shazam*」とユニークなコラボキャンペーンを実施しました。
*Shazamは今そばで流れている音楽を認識できるアプリ。毎月1億人を超える利用者が音楽を認識し、歌詞を表示するために使用されています。

The day Shazam forgot case study from Tristan Lenczner on Vimeo.

『The Day Shazam Forgot(Shazamが忘れた日)』と題した今回のキャンペーン。「Shazam」のアプリを開いて音楽を認識・検索しようとすると、なにやらいつもと様子がおかしいようです。

通常は即座に曲名を教えてくれるものの、今回は「えっと…」と回答するはずの曲名に自信がない様子。

さらに「Shazam」があたかも物忘れをしてしまったかのように表現するために数パターンのメッセージを用意。例えば…

音楽を聞いています。まだ聞いています。この曲を知っているのは確かなのですが…ただ、なかなか思い出せない…

音楽を聞いています。まだ聞いています。 えっとこれは…断言はできませんが…

そして、やっとのことで曲名が表示されると、今度はスクリーン下部にキャンペーンのバナーを表示。バナーには若者に寄付を促すメッセージが書かれています。

アルツハイマー病は大切な記憶を壊してしまいます。記憶を守るために、我々と一緒に戦ってください。寄付をお願いします。

「Shazam Again(もう一度曲名を検索する)」の機能を使う際にも、同様のバナーが表示。

バナーをクリックすると同団体のWebサイトに遷移し、その場で寄付をできるようになっています。

4月の1ヶ月間に渡り実施された今回のキャンペーンは開始からわずか数時間で、約200万インプレッションを獲得し、同団体のサイトには5,000人を超える人々が訪れました。

人気アプリの特性を上手く活用することで、若年性アルツハイマー病について啓発することに成功した斬新なキャンペーンでした。