Case: APADA DONATE YOUR VOICE

耳の不自由な人への支援を行っているブラジルのNGO団体「APADA」が認知度向上を目指し、ユニークな寄付キャンペーンを実施しました。

キャンペーン名は『Donate your voice(あなたの声を寄付してください)』。寄付と言うと通常はお金を連想しますが、同団体が募るのはなんと「声」。

Facebookページに耳に障害を持つ男女の手話によるメッセージ動画をアップします。内容は以下のようなもの。

みなさんにお伝えしたい大切なことがあります。しかし、私は話すことができません。メッセージを聞いてもらうためには、まずは“声”が必要なのです。

キャンペーンサイトを訪れ、あなたの“声”を寄付してくれませんか?

「声の寄付」と言ってもあまりイメージが沸かないかもしれませんが、その方法は簡単。キャンペーンサイトに用意されている文章をマイクに向かって読みあげて録音するだけ。

録音が終わると、動画内の男女に録音した声が吹き込まれ、キャンペーンの紹介動画が完成するという仕組み。映像の右下には参加者の顔写真が表示されるようになっています。

動画はSNSで簡単にシェアできるようになっており、タグ付けにより3人の友だちをキャンペーンに招待することも可能。

こうしてキャンペーンは瞬く間に拡散され、様々なメディアに取り上げられるほど話題に。寄付に関する電話の問い合わせ件数は200%も増加しました。

「声の寄付を募る」というユニークなアイデアで、大勢の人々に「APADA」の活動を知ってもらうことに成功したブラジルNGO団体のデジタル施策でした。