Case: Link The greatest recruit

毎年、何千人もの北朝鮮の人々がアメリカに亡命しています。亡命後、彼らが過去について語ることはなく、世間の大半の人々が亡命者の辛い境遇を知らずにいます。

北朝鮮の人々を保護する米NPO「LINK(Liberty in North Korea)」は、亡命者の過酷な状況を伝えるためにLinkedInを活用した斬新な啓発プロジェクトを実施しました。

THE GREATEST RECRUIT, Case Study from leetomic on Vimeo.

プロジェクト名は『The Greatest Recruit(世界一素晴らしい求人)』。
同団体は、金正恩氏の名前でLinkedInのアカウントを作り、世界に向けて北朝鮮国家の求人情報を公開したのです。

その内容をよくよく読むと、このような恐ろしい記述が数多く記載されています。

世界でも有名な秘密の“牢獄キャンプ”で、一生バカンスを過ごせるというサプライズがあるかもしれません。

またプロフィールページには「核開発プログラム」や「強制労働キャンプ」「児童労働プログラム」など金氏のこれまでの実績・経歴を掲載。

プロフィール動画も公開しました。

本求人の「応募ボタン」を押すと同団体の寄付ページに遷移。今回のプロジェクトで亡命者の過酷な境遇を知った人々が、オンラインでそのまま寄付できるようになっているのです。

また、プロジェクトを拡散するためにTwitterを活用。金氏の名前のアカウントを作り、俳優のレオナルド・ディカプリオや大統領選挙に臨んだトランプ氏、クリントン氏など、様々な著名人に向けて過激なツイートをして注目を集めました。

本施策は様々なメディアに取り上げられ、わずか1週間でLINKへの寄付金はプロジェクト前と比べ、427%アップ。その内はじめてサイトを訪れた人は全体の42%をも占めました。

きわめて大胆な手法を通じて市民の興味を喚起した啓発ドネーションプログラムでした。