Case: HeroSmith

アメリカでは42秒に1人の頻度で心臓発作が発生しています。この状況を改善しようと、ドイツに本社を置く製薬会社「バイエル(Bayer)」が前代未聞のプロジェクトを実施しました。

プロジェクト名は『HeroSmith(スミスさんはヒーロー)』。

心臓発作の応急処置に必要だと同社が考えるのは「アスピリン」という薬。1人でも多くの発作患者を助けるためには、この薬が常に身近にあることが必要だと訴えます。

そんな中同社が考えたのは、アメリカで最も多い「スミス」という苗字の人々にこの薬を常備してもらうというアイデア。全米に約250万人のスミスさんがいるため、緊急時にも近くにいる可能性が高いという訳です。

まず試験的に、「フォートスミス」という全米で最も心臓発作の発生率が高い都市でプロジェクトを実施。1,800人ものスミスさんに、アスピリンのキットを無料で提供しました。

アスピリンを常備することになったスミスさんらは、今回のプロジェクトを非常にポジティブに捉えています。彼らの言葉を一部ご紹介。

「お財布にアスピリンを入れておけばいいのよ。それだけで人の命を救えるかもしれないのだから。」

「ちょっとしたことが、大きな違いを生むことになるかもしれない。」

「心臓発作を起こした夫がアスピリンを常備するのだから、妻である私ももちろん持つわ。」

「もし誰かを救えるのであれば、もちろんやるわ。」

スミスの名を持つ人々は、人の命を救う“ヒーロ”になるチャンスがある。

米バイエル薬品による前代未聞のDM施策でした。プロジェクトの詳細はこちらのWebサイト「HeroSmith」からご覧ください。