Case: Face tomorrow like a Swede

1938年に発足して以来、時代の変化に合わせ、労働者が働きやすい環境作りに力を注いできたスウェーデンの労働組合・TCO。

同団体が、スウェーデンの“未来”を描いたWeb動画を公開して話題を呼んでいます。

動画のタイトルは、『Face Tomorrow Like a Swede』。一見、現在の世界と同じように見えますが、そこには大きな違いが。

実は、登場するほとんどが人間ではなくロボット。未来の世界では、ロボットたちが過酷な労働環境に不満を抱えて生活しているのです。

例えば、サービスロボットのSheila。「私なんてタダ働きも同然よ。」と賃金の低さに不満を抱えています。

チャットロボットのNancyは「こんな仕事したくなかったわ。」と仕事内容に納得がいかない様子。

そんなNancyの同僚は、仕事に没頭しすぎるあまりかなり疲れが溜まっています。

また、スパムロボットのSidは、1日24時間年中無休で働いているのでもうクタクタ。

通行人に色んなものを押し売りし、一生懸命働いているものの、スパムフィルター(≒警官)に見つかると逮捕されてしまうという悲しい状況。

そんな過酷な環境で働くロボットたちに救いの手を差し伸べたのが、「ロボットのための労働組合(Union for artificial intelligence)」です。

ロボットたちは、労働組合が訴える手厚い福祉に驚きながらも、将来に大きな希望を見出します。

6ヶ月の育児休暇を取れ、その間もお給料の90%を貰えるんだって。驚きだね!

1日の労働時間は8時間以下。残りの16時間はリラックスして過ごせるなんて最高だよ。

6週間から8週間の長期休暇をもらえるから、ビーチでゆっくり過ごしたいわ。

TCOのプロジェクトマネージャー・Per Karlberg氏は、今回の動画についてこのように話します。

今回伝えたかったのは、今後社会でどのような変化が起ころうと、我々が築いてきたスウェーデンの福祉モデルはその変化を建設的に活用していくだろうということです。

未来を見据えた心強いメッセージが込められた、スウェーデン労働組合によるWeb動画でした。