Case: IKEA RETAIL THERAPY

“人々の日常に寄り添う家具”をコンセプトに、グローバルキャンペーン『Where Life Happens』を展開している世界最大の家具メーカーIKEA。同社は、人々の日常の悩みを解決する家具作りを目指し、日々進化を続けています。

そんな目には見えない同社の取り組みを人々に知ってもらおうと、IKEAは本国スウェーデンで前代未聞のデジタルキャンペーン『Retail Therapy(家具を使ってお悩み解決)』を実施しています。

同社が行ったのは、“商品名の変更”。これだけ聞くと何の面白みもないように感じますが、実はその商品名がかなり斬新。

「人間関係の悩み」についてグーグルで検索されているワードのうち、スウェーデンで上位のものが、新しい商品名になっているのです。

例えば、もともと「FROSTA」という名前のこの椅子。

新しい名前は、「MY HUSBAND FALLS ASLEEP ON THE COUCH(主人がソファで寝てしまう)」。

ついついソファで眠ってしまう旦那さんがこの椅子を使えば、居眠りすることもなくなり、毎日ちゃんとベッドで寝るようになるはず。夫婦の問題解決に、この椅子が役に立つという訳です。

他にも、「HE CAN’T SAY HE LOVES ME(彼が愛していると言ってくれない)」という悩みをグーグルで検索すると、検索結果に同じ名前の商品が書かれたIKEAのSEM広告が表示。

広告をクリックすると、商品ページに遷移するようになっています。

他の商品名も一部ご紹介。

[MY DAUGHTER IS OUT ALL NIGHT(娘が一晩中帰ってこない)]

[I NEED MORE MEN IN MY LIFE(人生にもっと沢山の男性が必要)]

[HE DOESN’T WANT TO MOVE IN TOGETHER(彼が同棲したがらない)]

そのほかにも数多くの商品(商品名)が特設サイトで公開されています。

商品と名前の組み合わせに思わずクスッとさせられたり、感心したり、見ているだけで少し楽しい気分になれる本キャンペーン。「Google検索」と「人々の悩み」に焦点をあてて考案された、“一風変わった顧客志向”のデジタル施策でした。

IKEA RETAIL THERAPY from Ourwork on Vimeo.

(via IKEA “Retail Therapy”)