Case: Starfakers

期限切れの薬や毒性のある薬といった「ニセ薬」が横行しているアフリカ。ニセ薬とは知らずに購入してしまう人も多く、アフリカでは毎年、約80万人もの人々が「ニセ薬」を使用して死亡しています。

この悲惨な状況を何とかしようと、アフリカで医療支援を行うシラク財団が、「ニセ薬」の認知を高めるための啓発プロジェクトを実施しました。

Fondation Chirac "Starfakers" from benoit pinon on Vimeo.

プロジェクト名は『ニセモノのスターたち』。

アフリカのトップスターたちに協力してもらい、TVやラジオ、ネットなど様々な場面で、本物のスターの代わりに「ニセモノ」に登場してもらい、「ニセモノ」がいかに悲惨であるかを訴えました。

例えば、コンゴの男性スター・Fally Ipupaの「ニセモノ」のインタビュー映像をYouTubeで公開すると、「偽物のIpupaだ。こんなの詐欺だ!」と、SNSを中心に瞬く間に炎上。

そして、ひとしきり炎上が落ち着いた後、本物のIpupaがプロジェクト内容を説明する動画を公開。

動画を見た人々は、「やられたよ!でも、このような活動をするIpupaを僕は尊敬する。」と、今度はポジティブなコメントが沢山寄せられ、またもや話題に。

他にも沢山のスターたちが、Ipupa同様、プロジェクトに参加。それぞれの「ニセモノたち」が、TVやラジオに出演すると毎回世間は大騒ぎ。

このプロジェクトはアフリカではもちろん、世界各地で大きな話題となり、沢山のメディアに取り上げられました。

開始から1ヶ月で、45万ユーロ(約5,200万円)相当のカバレッジを獲得した今回のプロジェクト。

大勢のスターたちを巻き込み、「ニセ薬」に対する認知を高めることに成功した、ユニークな啓発キャンペーンでした。