Case: Britalia – Harvey Nichols Winter 2016

ハロウィンが終わると、街は一気にクリスマスモード。世界各国で、大手デパートのクリスマス商戦が始まります。

クリスマスシーズンというと、涙を誘う“感動系”のCMやキャンペーンが一般的なのに対し、斬新なクリスマスプロモーションに定評のあるイギリスの高級デパート・Harvey Nichols(ハーヴェイ・ニコルズ)は今年もユニークなコンセプトのキャンペーンを開始しました。

先日公開したプロモーション動画のタイトルは「Britalia」。
イタリア人劇作家・ルイジ・ピランデルロの『お気に召すまま』にインスピレーションを受けて作られたという本動画は、イタリア人男性がすごい剣幕で怒鳴り散らすシーンから始まります。

「ちくしょう、Harvey Nicholsめ!あいつが全てを盗んだんだ!」

その言葉を聞いたイタリア人女性も、「全部ですって?」とイライラ。ヒステリックに大声でこう付け加えます。

「ヴァレンティノを着れないなら、出かけられないじゃない…。なんてひどい侮辱なの!」

男性も負けていません。全身を使って悔しさを表現します。

「彼らは、僕のヴェルサーチのパンツまで盗んだんだ…。あと、あの美味しいパスタまで盗まれたよ…。」

どうしても納得のいかない2人は、誰にこの責任を取らせるものかと考えます。

一度は執事に罪をなすりつけようかとも考えますが、やはり盗んだ張本人「Harvey Nichols」が責任を取るべきだという結論に。男性が、「Harvey Nicholsを探しに行ってくる!」と部屋を出て行く所で、2人のシーンは幕を閉じます。

そして以下のメッセージ。

われわれHarvey Nicholsが、イタリアの最高の商品をいただいた。

同社のメッセージとともに、バッグに靴、そして香水と、イタリアのハイブランド商品が次々と映し出され、映像はフィナーレを迎えます。

11月9日からは、デパートのショーウィンドウもイタリアテイスト一色にデコレーションされます。

「イギリスの大手デパートがイタリアから魅力的な商品を全て奪ってきた」というユーモラスな設定のHarvey Nichols 2016クリスマスキャンペーンでした。過去のHarvey Nicholsクリスマスキャンペーンはこちらからご覧ください。