Case: Real problems

ペルーでは、18歳未満の女性100人のうち、15人もが既に母親か、もしくは妊娠しているという、日本に住む私たちにとっては驚くべき現実があります。

一方で、ペルーは性に関するトピックスが避けられがちな文化ということもあり、家庭ではもちろん、大学などの教育機関でもこの問題が取り上げられることはほとんどありません。

そんな中、世界120ヶ国以上で活動する子どもたちのための国際NGO・Save the Children(セーブ・ザ・チルドレン)は、性に関する知識を大勢の子供たちに学んでもらうべく、大手広告代理店のマッキャンと協力してあるサイトを立ち上げました。

サイト名は、『Real Problems(真の問題)』。ページを開くとまず、“親と一緒にこのサイトを使うよう”注意書きが表示されます。

サイトには算数の問題が10題、そして国語の問題が6題用意されています。一見すると、選択式で練習問題を解いていく、勉強用のWebサイトに見えます。

しかし、注目したいのは、その出題文の内容。
算数の問題も、国語の問題も、その題材は「妊娠」や「避妊方法」、「性暴力」についてのもの。練習問題を解くには、必然的にそれらの問題に触れ、親子で会話をするような仕組みになっているのです。

「性について話をすること」を問題解決の最初のステップと考えて作られた今回の特設サイト。話しにくい内容だからこそ、まずは“話のきっかけ作り”のためにアイデアを注いだ、Save the Childrenによる性教育の啓蒙活動事例でした。