Case: Train Brain

スウェーデンの首都・ストックホルムには、Stockholm Tagという鉄道会社が運営する電車が走っており、地元住民や観光客の重要な足となっています。

便利な公共交通機関である一方、事故や天候などが原因で遅延が発生することも。電車がいつ再開するのか分からないままにひたすら待たなければならないのは、やはりイライラするものですよね。

そこでStockholm Tagは、データサイエンティストの協力のもと、これまでの運行状況や遅延の情報などのビッグデータを収集、分析。電車の遅れが発生した場合に、次の電車の発車時刻を予測するシステムを開発したのです。

この予測に基づき、鉄道会社は振替輸送の実施をアナウンスしたり、復旧にかかる時間を知らせることができますし、また乗客はう回ルートを検討し、スケジュールを組みなおすなど、遅延が引き起こす混乱を軽減することができます。

日々蓄積されるデータを学習し成長していくため、人間の脳に例えて『Train Brain』と名付けられたこのシステムは、スマホアプリからもアクセス可能。電車運行に関わる画期的な施策として、日本を含めた世界17ヶ国のメディアで紹介されるなど、国際的に大きな注目を集めました。

もちろんアクシデントの発生は予測不可能ですが、その後いかに正確な情報を迅速に提供できるかという点に主眼を置いたこのサービスによって、利用客の満足度は格段にアップしたといいます。

Train Brainは電車だけでなく、他の交通機関にも応用できるとのこと。ビッグデータを活用した素晴らしい取り組みでした。


The Train Brain, Case Film (English) from Karnhuset on Vimeo.