Case: Smart Payphones

世界169ヶ国で発売されている、エナジードリンクのレッドブル。同社はブラジルにおいて『Red Bull Basement』と題した都市開発プロジェクトを立ち上げ、テクノロジーを活用した街づくりに取り組んでいます。

今回レッドブルが着目したのが、サンパウロ市内を走る路線バス。15,000台が稼働し、市民の重要な交通手段であるバスの運行状況を、誰でもリアルタイムに知ることのできる仕組みを構築しようというアイディアを考案しました。

具体的には、市内25,000ヶ所にある公衆電話をネットワークに繋ぎ、ジオロケーション技術を用いてその場所の位置情報を把握します。

そしてバス会社のシステムと連動させ、利用者が公衆電話を使って指定されたフリーダイヤルに電話をかけると、そこから一番近いバス停と、次のバスの発車時刻を自動音声で教えてくれるのです。

もちろんスマホを使って検索すればすぐに調べられるのですが、スマホユーザーではない人やお年寄りなど、いわゆる“情報弱者”と呼ばれる人たちにも、広く情報を届けることが可能となっています。

携帯電話の普及にともない、あまり使われなくなった公衆電話に新たな使い道を見出し、人々のより良い暮らしのために役立てるという取り組みは、テレビやインターネットニュースで大きく報道され、注目を集めました。

以前AdGangでも『ニューヨークの電話ボックスがWi-Fiスポットに生まれ変わる』という記事をご紹介しましたが、公衆電話(ボックス)の活用に関しては各国で課題となっている様子。今後もユニークなアイディアが続々と出てくるかもしれませんね。