Case: Audio MakeUp

WHO(世界保険機関)によると、視覚障害者のうち女性が占める割合は約3分の2。彼女たちが自尊心を持って生活するには、自立して自分のことは自分でできるようになることが必要です。

世界的な人気化粧品ブランドのメイベイリンは、目が不自由な人たちが自分でメイクをできるよう、音声を使ってメイクの仕方を教えるプロジェクト『Audio MakeUp(音声によるメイクアップレッスン)』を開始しました。

本プロジェクトの特設サイトは、視力障害のレベルには個人差があるため、サイトの構造やレイアウトは幅広い視力の人が活用できるよう工夫して設計されています。

白と黒の2色をベースに、ポイントとして濃いピンクが使われている非常にシンプルなデザインで、文字の大きさは左上のボタンで変更可能です。

レッスンの数は全部で19。「ファンデーション」「アイシャドー」「リップ」など、それぞれの項目に対し「内容の説明(What is it?)」と「具体的なやり方(How to use)」がそれぞれ1レッスンずつ用意されています。

レッスン名をクリックすると、再生画面が表示され、音声によるメイクアップレッスンがスタート。

レッスンの長さは、10秒程度のものから、長いものでも1分半程。レッスンはダウンロードして、音楽プレイヤー等で聞くことも可能です。

また同社は、同じく視力障害をテーマにした「#DesafioNoEscuro (#TheDarkChallenge)」キャンペーンも同時に実施。

暗闇の中でメイクをして、その顔写真をSNSでシェアするというキャンペーンで、目が不自由なことによる日常生活の大変さを健常者に理解してもらうことを目的としています。

本施策についてロレアルのマーケティングマネージャーはこう話します。

女性はメイクをすると、自分は美しいと自信を持つもの。『Audio MakeUp』は、目が不自由な女性にパワーを与える特別な道具なのです。

視覚障害者の自尊心を高める1つの手段として、メイクアップを提案した、化粧品会社による社会貢献プロジェクトでした。