Case: Electro Fork

ハンバーガーやフライドチキンなど、しょっぱくてついつい病み付きになるファーストフード。塩分の摂り過ぎによる高血圧は世界的に深刻な問題となっています。

この問題に対処すべく日本で開発された、無塩料理なのに塩味を感じることができる魔法のフォーク『電気味覚フォーク(Electro Fork)』が世界から注目を浴びているのでご紹介します。

いしい医院の院長・石井貴士氏が東京大学と合同で研究・開発したこのフォーク。味を認識する味蕾という器官のうち、塩味を認識する部分を電気で刺激することで「しょっぱさ」を感じさせています。

フォークの柄の部分と先の部分がそれぞれ電極になっており、食べ物を口へ運んだ際に、電流を流すボタンを押すと、実際より強い塩味が感じられるとのこと。

開発後は、メディアや一般の方を招待し、実際にこのフォークを使って食事を楽しむ試食会「NO SALT RESTAURANT」を開催。

提供されたのは、ハンバーグやとんかつ、ケーキなど、普段高血圧の人は楽しむことが出来ない料理ばかり。見た目では分かりませんが、どの料理にも塩は一切使われていません。

料理はフルコースで提供され、『電気味覚フォーク』を使って試食。ゲストたちもその味に納得の様子です。

またSNS上には、ゲストによる「美味しさに感動した!」など、ポジティブなコメントも。

様々なメディアに取り上げられ、世界からも注目を集めました。

無塩・減塩での食生活をしている高血圧の人でも、電気味覚ならば塩分を取らずに濃い味の食事を楽しめる。このフォークを使って、しっかりと味わえる食事を楽しめるようになってほしい。

多くの高血圧患者を診てきた石井氏の経験と想いが形になった、世界から注目を浴びた商品開発プロジェクトのご紹介でした。