Case: Shared skin initiative

皮膚疾患を中心に研究開発をしているスペインの製薬会社・アルミラル社。

同社が従業員を対象に実施した、“消費者の気持ちを理解するためのプロジェクト”が、2016年カンヌライオンズのPR部門でシルバーを受賞したのでご紹介します。

そのプロジェクトとは、「皮膚疾患実体験プロジェクト(Shared skin initiative)」。

皮膚に疾患を持つ人々は、周りから変な目で見られるなど、日々辛い思いをしています。しかし実際に疾患を持っていないと、なかなか患者さんの気持ちについて考えることがありません。

そこで同プロジェクトでは、社員の顔にあたかも疾患があるかのような特殊メイクを施し、「患者さんの立場に立って、患者さんの気持ちを考える」機会を提供。

特殊メイクが終わり鏡を見ると、驚きとショックを隠せない様子。

特殊メイクを落とし元の肌に戻った時は、ほっとしたのか嬉しそうな表情に。

そして、このプロジェクトにはサンチェスCEOも自ら参加。

体験を終えたサンチェスCEOはこう話します。

「実際に体験することで、皮膚に疾患を持つ方の気持ちを以前よりもずっと理解できるようになりました。これまで疾患についてばかり議論を重ね、疾患に悩む患者さんの存在に目を向けていなかったと感じています。」

「患者さんの気持ちを理解することが、彼らを助ける第一歩 」という考えの元、実施された同プロジェクト。本社を構えるスペインの他15カ国にも展開され、合計1,700人の社員が参加しました。

消費者に対する同社の真摯な姿勢を伝えると共に、視聴者にも気付きを与える、啓蒙PR施策のご紹介でした。