Case: Handy Park

メキシコには約600万人の障害者が暮らしています。スロープや手すりなど障害者を配慮した設備がまだまだ整っていない中、せっかく整備された障害者用駐場も健常者によって平気で利用されているのが現状です。

この状況を解決すべく、同国南部のモレリア市は従来の障害者用駐車場の見直しを実施。
障害者のために障害者用駐車場を管理してくれる、世界初の装置“Handy Park”を開発し、その装置を駐車場に設置することが決まりました。

装置には接近センサーが付いており、車が近づくとカメラが起動してナンバープレートのスキャンを開始。ナンバープレートに障害者マークが付いていれば、スクリーンに“WELCOME”の文字が表示され、安心して駐車することができます。

しかし、もし障害者マークがなければ大問題。
スクリーンには「60秒以内に駐車場を離れなさい!」という警告が表示され、それでも移動しない場合は、Wi-Fiを使って市の運輸省に通報されて装置から違反チケットが出てくるのです。

“Handy Park”はこれまでにショッピングモールを始め、大学やその他多くの公共スペースで大活躍。

“Handy Park”の便利さを知り、障害者は障害者マーク付きナンバープレートや一時的に使用できる障害者カードを積極的に取得するようになりました。

多数メディアにも取り上げられ、賞賛の声を浴びた今回の取り組み。
SNS上でも”Handy Park”について沢山の意見が飛び交い、500万人以上もの人にリーチ。そして、その91%がポジティブな声という結果になりました。

モレリア市での大成功を受け、メキシコでは今様々な都市で”Handy Park”が導入されつつあります。

Handy Park – Morelia City Transit Department from Mescalina on Vimeo.