Case: A Guest of Honor

ロシアに国境を接するジョージア(グルジア)の大手テレビ局・Caucasus Onlineが、アメリカの大人気ドラマ「The Walking Dead」の放送開始を記念して、ユニークなプロモーションを実施しました。

「The Walking Dead」は、世界の終末を迎えた後のアメリカで、主人公・リックが率いるグループがゾンビによる攻撃、生存者による略奪などの様々な試練を乗り越えながら共に救いの地を求めて旅を続けていく…という物語。

『番組の宣伝をするには、主要キャストにゲストとして出演してもらうのが一番!』そう考えたCaucasus Onlineは、シリーズの中で一番有名な“あの人”を招待することに。

有名どころと言っても、リックではありません。

これまで全シーズンを通して出演している、この人(グレン)でもありません。

ならばダリル!?…でもなく、実はその後ろにいる赤い矢印が差している人。そう、作品中で『ウォーカー』と呼ばれるゾンビだったのです。

本場アメリカからやってきたウォーカーが空港の到着ゲートからゆらゆらと出てくると、その場に居合わせた人たちは驚きの表情を見せます。

そのまま市内観光へと向かいますが、行く先々で大勢のメディアから囲み取材を受けるその様子はハリウッドセレブさながら。グルメスポット、ワインのテイスティング、パーティーなど、各方面からひっぱりだこで、活動の様子を報告したCaucasus OnlineのFacebookは大きな注目を集めました。

こうしてテレビ局やラジオ番組に多数出演した結果、メディアでの露出はわずか2日間で広告価値にして12万ドルにもなったそう。

ドラマの中では、思わず目を覆いたくなるような恐ろしいシーンの数々を演出するゾンビが、ちょっとコミカルに見えてしまう今回の施策。しかしこれほどの人気ぶりとは、人々の注目の高さがうかがえますね。