Case: Inverse Goal Celebration

2014年、ギニアを発端に西アジアで猛威を振るったエボラ出血熱。適切な治療がなされない場合、致死率は90%にまでのぼることもあるという、恐ろしい病気です。

今回はこの年の12月29日に行われた、スペインのサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラとユニセフによるチャリティーマッチ・CHAMPIONS FOR LIFEをご紹介します。

CHAMPIONS FOR LIFEは、エボラ出血熱の感染から子供たちを守るため、また病気で両親を失い、教育の機会を奪われた子供たちに対する支援を目的としています。

多くのスター選手を抱えるリーガ・エスパニョーラですから、それだけでも高い注目を集めますが、ユニセフではさらにユニークな企画を実施しました。

それが『選手がゴールを決めた時のパフォーマンスを、子供たちから公募する』というもの。かっこいい、または面白いと思うパフォーマンスを動画で投稿してもらい、その中から気に入った物をプレーヤー自身が選んで、得点した際に披露してもらうのです。

チャリティーマッチの告知と共にテレビCMで募集の案内をすると、応募が殺到。選手たちも『子供たちが喜んでくれるなら』と乗り気です。

そして試合当日。まず最初にゴールを決めたのは、ビジャレアルCFに所属するバティスタン選手。約束通り、頭の上で両手を合わせるポーズをしてみせます。


続いてレアル・マドリードのルーカス・バスケス選手。自分のスパイクを携帯に見立てたこのパフォーマンスを選ぶあたり、お茶目な性格なのかもしれませんね。

中にはこんなコミカルな動きも。

この試合は世界各国で生中継され、本取り組みについても紹介されました。そして数多くのパブリシティを獲得した結果、エボラ出血熱の被害を受けた120万人もの子供たちを支援するための資金が集まったそうです。

調査によると、ギニアではピーク時に比べ患者の数は大幅に減ったものの、今も新たな感染が報告されているのだそう。スペインのユニセフでは目標額である60万ユーロを達成するために、今後も活動を続けていく予定だといいます。