Case: Traffic is Life – Missed Signs

自動車を運転中、危ないとはわかってはいても、ついついスマートフォンのプッシュ通知に気を取られてしまうドライバーも多いのではないでしょうか。運転中のスマートフォン操作は事故に繋がり大変危険であることは言うまでもありません。今回はトルコで実施された道路標識に細工を施して訴求した、“乗ったら触るな!”施策をご紹介します。

運転中、Twitterでお気に入りのユーザーからのツイートがあったと通知が届いたり、WhatsApp Messengerで会話が発信されたことを知らせる通知音が鳴ったり、Facebookで新しい投稿があったことが通知されたりして、ついついスマートフォンに目をやってしまうドライバーも多いと思いますが、少しの間SNSからの通知を放置することはできないものでしょうか。

命を危険にさらしてまで見なければならない通知なんてあるのでしょうか。

スマートフォンに目をやることにより、多くのドライバーが見落としてしまっているSNSよりもはるかに大切な“通知”があることを忘れてはいませんか?

それは、ドライバーや同乗者の命にかかわる“道路標識”です。

今回は、特に夏場にかけて、運転中のスマートフォン操作が引き起こす事故が多発しているトルコのセフェリヒサール市で、同市警察の協力の元、道路標識をSNSの通知風に仕立て上げ、ドライバーに対して“大切なのはSNSの通知でなく、道路標識である”ことをメッセージするという取り組みを実施しました。

こちらが、手を加えた道路標識。SNSの未読通知件数を表示するかの如く、道路標識にも同様の数字を貼り付け、大勢のドライバーが大切な標識を見逃してしまっていることを描いています

各標識の下には、「携帯電話を見ている間に道路標識を見逃しています」、「携帯電話を見ている間に何回道路標識を見逃しましたか?」、「携帯電話の通知は、道路上の通知の見逃しにつながります」等とメッセージボードも取り付けられました。

これを、市内50ヶ所、主に学校周辺や交差点付近にある標識を対象に実施しました。

これらの道路標識は、ドライバーの注意を惹き付けることに成功し、実施日初日から多くのメディアに取り上げられ、広く訴求することに成功したといいます。

『大切な通知はスマートフォンの画面にあるのではなく、道路上にある』
ドライバーによる道路標識の見逃しを再認識させ、“乗ったら触るな!”を訴求した目の付け所が鋭い取り組みでした。