Case: Open Dorcel

大人のおもちゃを販売するフランスのオンラインストア「Dorcel Store」が、たった一つのツイートをきっかけに、サイト訪問者数を400%アップし、売り上げを30%も増加することに成功したアイディア施策をご紹介します。

すべては2015年全仏オープンのセンターコートで、美と実力を兼ね備えた言わずとしれたテニス界の女王・シャラポワ選手の試合中に、ある一人の観戦者が投稿したツイートから始まりました。それがこちらのツイート。

Dorcel、あのシャラポワの声を再現できるおもちゃはない?
(テニスファンの間では、シャラポワ選手は打球する際に大きな唸り声を発することで広く知られています)

これを見たDorcel Storeのオーナー・Marc Dorcelの返信ツイートがこちら。

“baby rabbit*”か、“mini lover*”を試してみて。
(*同ストアで提供する大人のおもちゃのこと)

しかし、これを新たな商機ととらえたMarc Dorcelは、この返信だけにとどまらず、このリツートからわずか2日後に、“シャラポワの声が出せる”ピンポンゲームで遊べる特設ページを立ち上げたのです。

プレイヤーは、いわゆるポンゲームで遊べるのですが、注目すべきは、その“ラケット”と“ボール音”。“ラケット”はDorcel Storeで販売している各種大人のおもちゃであり、“ボール音”は、あのシャラポワの声のように色っぽい(喘ぎ?)声になっているのです。

勝者へは大人のおもちゃ1ダースが贈られたそうです。

このゲームは瞬く間に拡散し、ソーシャルメディアで大きな話題となるだけでなく、各種Webメディアで数多くのパブリシティを獲得しました。

その結果サイト開設後わずか1週間で、実に5万回以上プレイされ、「Dorcel Store」の訪問者数が400%増加しただけでなく、大人のおもちゃの売り上げは30%もアップしたといいます。

たった一つのツイートからヒントを得て大きな成功をおさめた、企画の展開力とスピードに優れた最高にバカバカしい試みでした。

Open Dorcel from Pascal Charvet on Vimeo.