Case: See what you save

世界的な環境保護団体のWWFがインドで実施した啓発施策をご紹介。

平均的な現代人は1年に、直径18インチ・長さ100フィートの木材を1本、様々な木製品や紙製品で消費していると言われています。WWFとムンバイにあるミュージアムNCPAは、市民に“紙の使用を控えたときに救われるモノ”を訴えるための特殊な展示会を開催しました。

コンセプトは、“See What You Save”(あなたが救うものを見よう)です。

展示されたのは端がヨレている1枚の紙。「Save paper, see what you save.」とコピーが書かれていますが、何のことかわからず、鑑賞者も困り顔をしています。

少し離れてみてもこんな具合。4枚の紙が距離をあけて展示されていますが、いずれもひしゃげた形で壁に貼り付けられています。

ところが、これらにライトをあててみると…1枚の紙で作られた「影」が、ライオンやサイなどの野生動物の姿になるのです。

この仕掛けには鑑賞していた人々も驚き、感心し、写真撮影までおこなったそうです。

「数多くの紙を使わずに節約したこと(色を塗ったりして加工せずにたった1枚の紙を使ったこと)により、“あなたが救うことになる存在”、すなわち野生動物の姿が見えてきたでしょう」とコミュニケートしています。展示に使われた紙はそのまま捨てずにリサイクルされたそうです。

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