Case: Rebuild

2015年8月9日、シンガポールは独立50周年を迎えました。様々な催しが各地で開かれ、国中がお祭りムードになる中、LEGOでは『Rebuild』と題した記念イベントを行い、レゴファンの大人たちに『今から50年後、シンガポールはどうなっているか』というテーマで作品を募集しました。

そうして出来上がった街は、スタイリッシュな高層ビルが所狭しと立ち並ぶ超近代的な都市。細かいところまで作り込まれていて、素晴らしい出来栄えです。

しかしイベントはこれで終わりではありませんでした。

後日作品が置かれた部屋に幼い子供たちが呼ばれ、「この作品に自由に手を加えて、君たちの夢の街を作ってごらん」と指示が出されたのです。

少し考え込んだ後、大人が苦労して作ったであろうビルや建物を何の躊躇もなく外していく子供たち。


そしてそのスペースに組み立てたのは、公園でした。
「ママにお花をプレゼントしたいんだ。ガールフレンドにもね。」

別の女の子は、「私のパパはいつもお仕事が忙しくて、なかなか遊べないの。だからできるだけ早く帰ってこられるように、会社のすぐ近くに家を作るのよ。」と言って、オフィスビルのすぐ隣に家を建てます。

「人間と動物が一緒に住んで、友達になれるようにするんだ。だって友達がいなかったらつまらないもの。」と話す男の子も。

子供たちが手直ししたレゴの街は、近未来的な高層ビルと、家族や地域住民が寄り添って暮らすことのできる温かさを兼ね備えた夢の都市へと生まれ変わったのです。

より便利で近代的な世の中を目指す大人たちと、人と人とのつながりを大切にする子供たち。その違いに気付かされるとともに『時代が移り変わっても、忘れてはいけないことがある』と訴えかけるメッセージが強く伝わってきます。

今後社会の担い手となる子供たち。彼らが今の気持ちを持ち続け、50年が経った時にその理想を反映する街づくりを実現できていたら素晴らしいですね。

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