Case: SAP

ペルーでは若者の新聞離れが進んでいるといいます。そこで、ペルーの発行部数第一位の新聞紙・El Comercioは、真実を伝える同紙が魅力的であることを訴求するために、副音声を巧みに利用したテレビCMを放映しました。

El Comercio紙は今年創刊175周年を迎えます。いついかなる時も真実を伝えてきた同紙の姿勢を、副音声を使ったテレビCMで再現しました。

CMは国のトップが辞任会見をするという言う内容です。

まずは、主音声。「一身上の理由で辞職します。」と語ります。

しかし副音声に切り替えると、話は変わります。国のトップは辞職の理由を、「法的なトラブルを起こしたため、辞めることになりました。」と包み隠さず真実を語るというものです。

主音声では、また、世間に流布するトップへの中傷に対して…

「心無い噂を広めることは自由だが、全く持って事実無根である。」と話します。しかし、画面上にはリモコンマークが現れ、「真実を聞きたければ副音声ボタンを押してください。」とのメッセージが表示されます。

副音声ボタンを押して音声を切り替えると、

「いつも法を犯してきました。民主主義のルールを無視してきました。」と真実を聞くことができるのです。

最後は、主音声では、

「党を去るのはさみしいです。」と言いますが、副音声では、

「投獄されてはもっとさみしい。公人としての生活にピリオドを打ち、これまで蓄えてきた財産を持ってカリブ海で人生を謳歌するよ。」と心の内を明かすのです。

本CMは、テレビどころかオンラインでニュースをチェックする若者世代をターゲットに、夜のニュース番組放映時にペルー全国で放送されました。副音声ボタンというちょっとした技術的な一面で若者をテレビへそして新聞へと惹きつけることを狙ったインタラクティブなテレビCMでした。

動画はコチラ