Case: For Laura

先日、欧米ネット界隈で、“妻の浮気が理由で離婚に至った男性のささやかな復讐をおさめた”動画が大きな話題をよびました。

タイトルは「For Laura」。
別れた元妻・Lauraに宛て、「素敵な12年間をありがとう!全ての“半分”を君にあげるよ!」というメッセージとともに始まる動画は、ふたりが夫婦だったころの持ち物を全て平等に分けるために、家具家電、携帯電話や車に至るまで、すべてを半分にカットするシーンが続くというストーリー。

この常軌を逸した滑稽な動画は、London Metro、Mashable、Fox Newsなどのネットニュースに取り上げられ、YouTube公開後瞬く間に600万回以上も再生されるほどの注目を集めました。

そして一通りバズった後、この動画が実はドイツの法律事務所・German Legal Information companyによるプロモーション動画だったことが判明します。(同事務所があえてリークしたようです。そして更なるパブになりました。)

“男性の奇抜な行為”をおさめたこの映像を通して、同法律事務所が訴えたかったのは、ズバリ婚前契約の大切さ。日本ではあまり一般的ではありませんが、夫婦の共有財産や離婚時の条件などを結婚前にきちんと決めて書面に残しておくことは、欧米では珍しいことではありません。

男性と元妻は、この取り決めをしていなかったことからこんな事態になってしまった、つまり『無用なトラブルを避けるためにも、婚前契約をきちんと交わしておきましょうね!』というメッセージをユーモラスに発信しているわけなのです。(ちなみに、同法律事務所はこの男性とこの話のいずれもPR用のフェイクだったことをHPにて認めています。)

いつまでも夫婦仲睦まじく暮らしていければそれがベストですが、“万が一の場合”に備えるのも責任ある将来設計のひとつ。これから結婚を考えておられる皆さん、ぜひ一度婚前契約について考えてみてはいかがでしょうか。