Case: Facial recognition

InstagramやVineなどのSNSが普及し、投稿写真を次々と瞬時に楽しむという習慣が根付いたため、美術館でゆっくりじっくり一つずつ絵画を鑑賞する若者の数は激減していると言います。

今回は、スウェーデンに本拠地を置き、世界中にクリエイティブ人材を排出しているデジタル・クリエイティブスクールのハイパーアイランドで学ぶ学生たちが考案した、美術館に若者を惹きつける“顔認識技術を用いた新しい美術鑑賞策”、その名も「Rijks Emotions」をご紹介します。

学生がプロジェクトの舞台に選んだのは、アムステルダムにあるRijks美術館。そして彼らが目を付けたのが、顔の表情を認識する“顔認識”アプリ。

あらかじめ、来館者に年齢と性別情報を提供してもらい、後は“顔認識”アプリを用いて来館者のスナップ写真で来館者の表情を認識し、美術館に所蔵されている作品の中から『来館者の表情に最も近い絵画を抽出し、案内する』というものです。

本プロジェクトの広報活動としては、アムステルダム市内にデジタルサイネージを設置し、その場でスナップショットを撮影。表情がマッチする絵画を瞬時に表示するというインタラクティブなアドバタイジングを提案しています。

美術館にインタラクティブなデジタル施策を導入することで、美術館離れが進んでいる若者をもう一度美術館に呼び寄せ、美術館を日常生活に組み入れると共に、自分と表情が似ている人物が描かれている絵画に導くことで、歴史的な絵画に親近感を抱き、美術館の魅力の一つを味わってもらおうというアイディアでした。

参考サイト

PSFK
http://www.psfk.com/2014/11/artwork-uses-data-inflict-emotions.html