Case:Scary Prankvertising

今回は人々を恐怖のどん底に突き落とす、ドッキリ施策12選。

一般の人を巻き込んでのプロモーションには賛否両論あると思いますが、ご紹介する事例の動画はどれもYouTubeで抜群の再生数を誇っており、話題作りという意味では大きな効果が期待できると言えそうです。

自分は絶対に遭遇したくない類の企画ばかりですが、他人事だと思って見るとちょっと笑えるので、ぜひ最後までご覧ください。

1.九州発“冬用タイヤ”のバイラルムービーに海外から驚愕の声続出


[国名:日本/企業名:オートウェイ]

九州のタイヤ通販ショップ・オートウェイが制作した、「怖すぎる!」と世界中で話題になったバイラルムービー。『冬用タイヤを使用しない状態での雪道走行の怖さ』を、『全く別の恐ろしさ』を通じて示唆しています。(※本当に怖いです。動画を視聴する際は、十分注意してください。)

この動画には、あまりの怖さに「心臓が止まりそうになった」と驚嘆する人、「ふざけんな!」と怒り心頭の人、はたまた「お見事!」と称賛する人など、様々な評価が寄せられていますが、制作にあたりオートウェイ社が意図していた“話題化”という点で見ると、大成功を収めたと言える作品です。

2.全米騒然!? 公開4日で2800万再生突破の“テレキネシス”プロモーション


[国名:USA/企業名:MGM]

2013年10月に公開された、スティーブン・キングの小説を映画化したホラー映画「キャリー」のサプライズ・プロモーション。主人公の女子高生、キャリーが持つテレキネシス(念力によって物を動かす能力)を、なんとNYのカフェで再現したのです。

店内の壁やテーブル、本などに仕掛けを施し、役者の動きに合わせて動かすことによって、あたかも念力を使っているように見せています。何も知らずにコーヒーを買いに来たお客さんのリアクションを隠し撮りしたこの動画は、YouTubeの公開からわずか4日で2800万再生を突破しています。

3.面接中に隕石が降ってきたら!? “画質の良さ”を訴求する薄型TVのPR


[国名:チリ/企業名:LG]

大手家電メーカーのLGがチリで実施したドッキリプロモーションです。舞台は就職試験の面接会場。事前に面接官の後ろの壁に設置されたLGの大型モニタには外の風景が鮮明に映し出されており、求職者にとっては、そこには“モニタではなく大きな窓がある”ように見えます。

面接が進行する中、志願者がふとモニタを見ると、なんと隕石が落下してくる様子が見えるのです!画面に映る景色が外の景色だと思い込んでいる求職者は“本当に隕石が落ちてくる”と思い、大パニックに。その後仕掛け人たちが現れ、種明かしをするという流れ。84インチの薄型テレビの「画質の良さ・鮮明さ」を訴求しています。

4.エレベーターを舞台にしたホラードラマのゲリラプロモーション


[国名:ブラジル/企業名:Space Channel]

ブラジルのホラードラマ「Frightening October」の新シーズンを告知する、エレベーターを舞台に実施されたゲリラプロモーション。一足先にドラマの恐怖を人々に体験してもらいました。

エレベーターに乗り込んだ若者たち。上方に設置されている小さなモニターに何気なく目をやると、画面には「死体が葬儀中に忽然と姿を消した」というニュース流れていて、死体となった男性の顔写真付きで報道されています。乗客は薄気味悪いニュースにゾッとした表情を浮かべます。

すると次の瞬間、なんとニュースで報道されていた写真の男性がエレベーターに乗り込んで来たのです。恐怖で固まる乗客たち。エレベーター内をパニックに落とし入れたところで、画面に流れたのはドラマ新シーズンのCM。ドッキリであったことが明かされたのでした。

5.怖ーいオジサン達でいっぱいの映画館。残る座席は2席だけ。さあ、どうする?


[国名:Carlsberg/企業名:ベルギー]

デンマークのビールブランド・Carlsbergが映画館で実施したドッキリプロモーション。映画を観ようと訪れたカップルが館内に入ると、中央の2席をのぞいた全ての席が、“いかつい風貌のバイカーたち”で埋め尽くされているというものです。

「嘘でしょ…」と絶句した後、映画を諦めてその場を去るカップルが続出する中、勇敢にも自分たちの座席へと向かったカップル。すると、見た目かなり怖ーいおじさん達から、その勇気ある行動に拍手喝さいとカールスバーグのビールをプレゼントされたのでした。

6.ここまでやるか!? 飲酒運転防止を啓発する“驚愕必至”のプロモーション


[国名:UK/企業名:Think!]

イギリスで実際に行われた、飲酒運転防止を啓発するショッキングなプロモーション。

場所は、パブの男性用トイレ。一人の男性が用を足した後に洗面台で鏡を見ていると…目の前にある鏡が突然“何か”に衝突したかのように大きく割れてしまいます。その“何か”というのは、血だらけになった女性の顔(マネキン)だったのです。

『飲酒運転をすると、あなたの車のボンネットもこの鏡のようになる可能性があります。そして取り返しのつかない悲劇を引き起こしかねないのです。』ということをダイレクトに訴えるゲリラ企画。ドッキリにあった男性の中には、あまりの衝撃に腰を抜かしてしまう程驚いた人もいたようです。

7.ゾンビがマンハッタンを襲撃! 米ドラマの驚愕プロモーション


[国名:USA/企業名:AMC/The Walking Dead]

世界中から注目を集める大人気パニック・サバイバル・ドラマ「ウォーキング・デッド」の新シリーズを告知するドッキリプロモーション。

場所はニューヨーク、マンハッタン。1人の女性が職場に向かって歩いていると、突然、地下鉄の通風孔の下から不気味な唸り声とともに、ゾンビたちが今にも襲い掛かかろうかという勢いで次々と手を伸ばしてきます!

ドラマは主人公・リックが率いるグループが、“ウォーカー”と呼ばれるゾンビによる攻撃、生存者による略奪などの様々な試練を乗り越えながら共に救いの地を求めて旅を続けていく…という物語。今回のプロモーションではドラマの世界観を再現し、ニューヨーカーたちの度肝を抜いたという訳でした。

8.突然自分が指名手配犯に?ターゲットを極度のストレス状態に追い込むドッキリ施策


[国名:ドイツ/企業名:Nivea]

ニベアが新しく発売した制汗剤をPRする、ドッキリ施策。イヤな汗をかいた時には、制汗剤を使ってスッキリしましょうね!ということを示唆するため制作されました。

飛行機の出発までの時間を空港の搭乗ゲート付近で待つ女性。前に座った人の新聞の一面にふと目をやると、なんとそこには自分の顔写真が“指名手配犯”として掲載されていたのです。さらにテレビのニュース速報でも、自分が逃亡中の凶悪犯だと報じられています。

全く身に覚えのない内容にターゲットの女性が唖然としていると、そこへ警備員がやってきて「今ストレスを感じていますか?」「ストレスで汗をかいてしまった時には、ニベアの制汗剤を!」とタネ明かし。ドッキリだと分かった瞬間の女性の何とも言えない表情が、そのストレスの高さを物語っています。

9.親切心を利用して人々を恐怖のどん底に突き落とす、『悪魔の赤ちゃん』


[国名:USA/企業名:Devil’s Due]

ホラー映画「Devil’s Due」の公開に先駆けて行われた、恐怖のドッキリプロモーション。映画のストーリーは、ある新婚夫婦が新しい命を授かりますが、喜んだのもつかの間、妻のお腹に宿った赤ん坊は不吉な存在であることが明らかになっていく…というもの。

この企画では、その赤ちゃんを題材にした「デビル・ベイビー」なるロボットを忍ばせたベビーカーをニューヨークの街中に設置し、泣き声を流します。どうしたのかと心配した人が覗き込んだ瞬間、鬼のような形相をしたデビル・ベイビーを遠隔操作でがばっと起き上がらせたのです。

人々の親切心を利用して恐怖のどん底に突き落とすという、日本では到底ありえない企画。遭遇した人たちは腰を抜かしたり、放送禁止用語を連発したりとリアクションも凄いです。

10.エレベーターを舞台にした液晶モニタの恐怖プロモーション


[国名:オランダ/企業名:LG]

大手家電メーカー・LGによるサプライズプロモーション。場所はオフィスビルのエレベーターです。事前にエレベーターの床に液晶モニタ9枚を敷き詰め、各モニタには『エレベーターの床の模様の映像』を流すという仕掛けを施しました。

そんな細工が施されているとは露知らず、エレベーターに乗り込んだ男性。しばらくすると、なんと床のパネルが一枚一枚はがれ落ちていくのです。もちろん実際には床が抜けているのではなく、映像によって抜け落ちたように見えるだけ。同社の液晶モニタが極めて高画質であることを訴求しています。

11.絶叫必至!? Fordのハロウィーンドッキリ企画「恐怖の洗車機」


[国名:USA/企業名:Ford]

米自動車メーカーのFordが、ハロウィンに合わせて実施したドッキリプロモーション。「車の試乗にご招待」という名目のもとに集まったお客さん達は、Fordの車に乗り込むと、スタッフから洗車場へ向かうように指示されます。

言われた通り洗車場に着き、店員にお金を支払って自動洗車機の中へ入っていくと…突然、真っ暗な中からマスクを被った男たちが飛びかかってきたのです!

恐怖のあまり絶叫するお客さんに対し、男たちはボンネットにのったり車を左右からゆすったりとやりたい放題。しばらくしてドッキリだと分かり、ホッとひと安心したのも束の間、この後彼らを本当の恐怖が襲ったのです。お客さんをを待ち受けていた最後の仕掛けとは…?

12.ホラー映画「チャイルド・プレイ」最新作の過激すぎる“いたずら広告”


[国名:ブラジル/企業名:Universal Studios Home Entertainment]

ブラジルで実施された、人気ホラー映画「チャイルドプレイ」のシリーズ最新作「Curse of Chucky」のいたずら広告。映画の宣伝に絡めた、テレビ番組のドッキリ企画です。

バス停のベンチの脇に設置された、大きな「Curse of Chucky」のポスター。男性がバスを待っていると、不気味な笑い声とともに、人影がポスターの向こう側に浮かび上がり…ポスターとその上に張ってあるガラスをぶち破り、チャッキーがナイフを手に飛び出してきたのです。

恐怖の表情を浮かべ一目散に逃げ出す男性を、チャッキーはなおもナイフ(もちろんニセモノです)を振りかざし、奇声をあげながら追い回します。遭遇した人々を恐怖のどん底に突き落とした、過激ないたずら広告でした。

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