Case: Sad Ninja

スロバキアのドナウ川のほとりには「Sushi Time」と「Kung Food」という2つのスシ店があります。この2つのスシ店は互いに競合関係にありましたが、「Sushi Time」の戦略的な取り組みにより、「Kung Food」のファンをも獲得することに成功。この成功ストーリーを日本の昔ばなしになぞらえて紹介する動画が公開されました。

「Sushi Time」と「Kung Food」は、お互いにほぼ同じようなメニューで、同じ寿司屋として競り合ってきました。

ある日「Sushi Time」の店主は、「Kung Food」を押しのけて圧倒的な人気を獲得するため、山奥に住むマスターにアドバイスを求め訪ねます。

マスターは、近く「Kung Food」が改装のためクローズすること、そして「Kung Food」の休業中には “Sushi Sandwitch” という新しい商品を販売するように助言しました。この “Sushi Sandwitch” は、後に「Sushi Time」より販売された新メニューです。

“Sushi Sandwitch” に関してマスターは具体的な3つのポイントを伝授しました。

一つ目は“Sushi Sandwitch” の形。「Kung Food」のキャラクターの目や口のパーツに似せて作るようアドバイスされます。

二つ目は、“Sushi Sandwitch” をお客様にお渡しする際に使用するパッケージ。黒い袋に3つ並べられたサンドイッチの絵は、遠目に見ると「Kung Food」のキャラクターの「目」と「口」になり、パッケージ全体が顔のように見え、「Kung Food」の味が恋しい敵店ファンには印象的なデザインです。

そして三つ目が販売方法。これはずばり敵店である「Kung Food」のファンに向けて、積極的に販売していくというもの。

もともと同じようなメニューを展開していたのであれば、味に対する嗜好性は同じであるファンが多いはず。そこに目をつけたマスターのアドバイスを元に、競合する「Kung Food」のファンを囲い込む戦略が始まります。

同社はこの取り組みに伴って“「Kung Food」ファンのお手伝いをします”や、“「Kung Food」ファンのお気持ちを察します”などのメッセージをWebでも発表。さらには「Kung Food」の割引券も使用できる企画を開始し「Kung Food」のリニューアルオープンを待ちわびる敵店ファンに寄り添う姿勢を見せていきました。

「Kung Food」のファンを取り込むことに成功した一連のストーリーは、日本と馴染みのある「日本昔話」のようなテイストでまとめられています。この動画自体、成功までのストーリーを改めて発信することで、もう一度話題を掴もうという「Sushi Time」の強かな狙いが感じられます。

ぜひ下記より動画もご覧ください。

動画はコチラ

参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/sushi_time_sad_ninja