Case: Claro Extra Minutes

南米の携帯事業者・Claroが、コスタリカ市場への参入にあたり、「プロサッカーのロスタイムを無料通話分としてプレゼントする」という試みを実施し、マーケットシェアを急速に拡大しています。

Claroはメキシコ、アルゼンチン、ブラジル等南米地域で携帯電話サービスを提供する通信事業者ですが、今回コスタリカに新規参入を図るにあたり、既に他業者と月額契約を締結している人々ではなく、プリペイド携帯を愛用している比較的プロバイダにこだわりがない携帯利用者を、新規顧客開拓のターゲットとすることにしました。

目を付けたのが、コスタリカの国民的なスポーツであるサッカー。サッカーのロスタイムを無料通話分としてプリペイドユーザーにプレゼントするというキャンペーンを実施し、新規顧客の開拓を図るという施策です。

Claroがスポンサー契約を締結したのは、コスタリカの人気クラブ・Saprissa。ホームゲームのロスタイムが対象となります。

無料通話分をチャージする手続きは簡単。第4のレフリーがロスタイムを表示したら、7777番にSMSを送信するだけ。通常ロスタイムは約5分程度ですが、平均チャージ料が1ドル程度の同国においては、5分の無料通話は大きなプレゼントになります。

Saprissaのホームゲームは20試合あり、1試合平均5分のロスタイム分の無料通話を、スタジアムに集まった2万5千人のプリペイドユーザー、テレビとラジオで観戦する42万5千人の視聴者、そしてインターネット上で話題を目にする5万人のSNSユーザーが申告した結果、これまで5000万分の無料通話を提供したといいます。

キャンペーンは好評で、現在毎週数千人もの新規加入者を獲得しているといいます。

多くの人が熱狂するサッカーに着目し、サッカー同様、携帯電話の通話も「数分が貴重である」ことに目をつけて、見事利用者の心を掴むことに成功した秀逸な施策でした。

動画はコチラ

参考サイト

Contagious Communications
http://www.contagious.com/blogs/news-and-views/14121145-they-think-their-talktime-is-all-over-it-s-not-now