Case: Not Found

VolkswagenのSUVモデル、Tiguanによるデジタルプロモーション。Tiguanが“オフロードを満喫できる自動車”であることを一風変わった手法で訴求することが狙いの企画です。

最初の仕掛けは、ブランドサイトやブランドのFacebookページなどでTiguanの情報を探しているネットユーザーに向けて、『Tiguanは人生を楽しむために、自身のサイトから逃げ出して旅に出ました』というメッセージが表示されるコンテンツを公開します。

サイトを閲覧して不可解に思ったユーザーが、「こちらをクリックください」と指示されているURLをクリックすると、いわゆる“404 Not Found”ページに似た、“The Tiguan cannot be found”と記されたページに遷移します。

メッセージを順に読んでいくと、『あなたがお探しの車は、誘われるようにこのページを飛び出しました。どこか遠くで毎日を楽しんでいることでしょう』と記載されています。さらに、読み進めると『Webから逃げ出したTiguanがネットの外の世界で何をしているか』を“調べられるリンク先”が案内されています。

ここをクリックすると、Tiguanのブランドページを含む、世界中で公開されているTiguanの写真がまとめて掲載されたPinterestページに遷移します。ここには、様々な大自然とともに撮影されているTiguanの車体も数多くアップされています。

さらに“The Tiguan cannot be found”ページで、『Tiguanと一緒に人生を楽しみたければこちらをクリック』というメッセージをクリックすると、そこには“Tiguanを購入することができる近所のディーラーの位置”がマップに表示されるという仕掛けでした。

この“Tiguanの逃亡劇”のような企画により、15日間で10万件のサイト訪問があり、うち20%はディーラー情報まで閲覧。インターネット上での多数の口コミにより、200万人のユーザーにリーチができたといいます。

Tiguanそのものに、“ブランドサイトから脱出してこれまで類を見ない形で旅をさせてしまう”という遊び心溢れる取り組み。

正直“エラーページっぽいデザイン”のサイトが表示された瞬間に、ページから離脱するユーザーが多そうな気もしましたが、実際には“いい成果”が出ている点が驚きです。
“まずやってみる!”このチャレンジングな姿勢の大事さに改めて気付かされます。

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参考サイト

I believe in advertising
http://www.ibelieveinadv.com/2013/05/volkswagen-tiguan-not-found/