Case:World creative vending machines

世界各地でここ数年設置されたユニークな“プロモーション自販機”を10件まとめて紹介します。
自販機に持っている固定観念を覆す、思わず笑顔になってしまう自販機をいろいろと集めました。
ではどうぞ!

1.ツイートするとアイスティーが1本タダに!『ツイート自販機』が南アフリカに登場

[国名:南アフリカ/企業名:BOS Ice Tea]

南アフリカのアイスティー「BOS」が実施した自販機を使ったユニークなサンプリングキャンペーン。

同社が設置した自販機の前でユーザーが@bos宛にハッシュタグ「#BOSTWEET4T」をつけてツイートすることで、新商品のドリンクが目の前の自販機から落ちてくるという仕掛け。

上部の電子パネルで『ツイートしてくれたらタダであげるよ』というメッセージが表示されます。ユーザーが指定のハッシュタグをつけてスマートフォンでツイートするだけで、新商品が1本落ちてきます。

新商品をターゲットにただサンプリングするのではなく、ちょっとしたイベントごとにできているのがいいですね。「@bos」宛のツイートなのでフォロワーへの宣伝、拡散効果は残念ながらあまり見込めなそうではありますが、シンプルで面白いアイディアです。

2.ラグビーファンに向けた世界初の『タックル自販機』でビールの売上が25%増加!

[国名:アルゼンチン/企業名:Cerveza Salta]

アルゼンチンといえば世界でも1,2を争うほどサッカーファンが多い国ですが、北部のSalta地方は『アルゼンチンのニュージーランド』と言われるほど、市民の大半がラグビーのファンだそうです。

Salta州発祥のビールメーカー「Cerveza Salta」そんなラグビーを愛するSalta市民に「Cerveza Salta」のビールをより好きになってもらうべく自販機を使ったプロモーション、その名も「Rugbeer」を実施。

舞台は市内のバー数店舗。バーの店内に設置されたオリジナルのビール自販機「Rugbeer」。こちらはコインを入れるだけではビールが落ちてきません。

この自販機はラグビーの選手が行うように横から思いっきりタックルを仕掛けることにより、付属の“タックル力を測定するメーター”が上昇し、MAX値まで到達してはじめてビールが落ちてくるという仕掛けになっています。力の弱い女性客なんかは大勢でタックルして、ビールをゲットすることもできます。

バーのお客さんたちはこの自販機に大盛り上がりで、一晩でバーあたり332タックルされて、その結果、バーにおけるビールの売上が25%もアップしたそうです。

ターゲットのインサイトを捉えたわかりやすくユニークな体験企画。
顧客に驚きを与え、ブランドを好きになってもらう機会を創出させる素敵な自販機ですね。

3.ダンスを真似るとコーラがタダに!? 世界初の『ダンシング自販機』がショッピングモールに登場

[国名:韓国/企業名:Coca Cola]

韓国のショッピングモールにコカ・コーラが設置した「The Dancing Vending Machine」なる自販機。

こちらは歩行者が自販機の前を通りかかると、前面の大型ディスプレイにダンサーが映し出されてダンスを踊り始めますが、歩行者が“そのダンスを真似て同じように踊るとコーラが貰える”という企画です。

2人で踊ったらちゃんと2本もらえ、皆さんかなり楽しそうに踊ってます。企画が企画だけに参加するのは若者が中心ですね。本格的なブレイクダンスをきめる若者も参加し、観衆も大盛り上がり。ちなみに難易度が高いダンスをしっかりと真似ると、数多くのコーラが自販機から落ちてくるようです。

プロモーションの模様をおさめた動画はYouTubeでの公開からわずか2週間で110万回以上再生されました。

最先端のテクノロジーを、ターゲットが楽しめるプロモーションに上手に活かしてますね。

4.世界初の“食器”の自動販売機で「割れないお皿」を訴求

[国名:中国/企業名:Corelle]

米コーニング社が開発した強化ガラスを使用したコレールの食器が、いかに頑丈かを示すプロモーションとして自販機を活用。

世界で初めてお皿の自販機を中国の街中に設置。
自販機の中から取り出し口に“ガタン”とお皿が落ちても一切ヒビが入らないことで、その丈夫さを訴求するという試みです。

5. “暑くなればなるほどディスカウントしてくれる”自販機がスペインに登場!

[国名:スペイン/企業名:Coca Cola]

レモネードブランド「Limon&Nada」がスペインで設置したプロモーション用自販機。
コンセプトは『気温が上昇して暑くなるほど、価格がディスカウントされる』というもの。

この自販機の前面ディスプレイには温度計とともに気温と連動した「現在の価格」が随時表示されるようになっています。具体的には、気温が25℃までの場合は定価となる2ユーロ、26℃~27℃までの場合は30%オフの1.4ユーロ、そして30℃以上になると、半額の1ユーロになります。

こちらは夏季期間限定のプロジェクトで、ウォーターパークや広場などの遊戯施設にて18台設置されました。

スペインの夏といえば平日は軽く30℃を超える日が多いので、基本半額にサービスするということなんでしょうが、ただ半額にするよりも市民にとっては断然楽しくていいですよね。

6.ハグするとコカ・コーラが出てくる自販機

[国名:シンガポール/企業名:Coca Cola]

コカ・コーラがグローバルで展開中の“Happiness Project”の一環として、シンガポール国立大学に新しく設置したユニークな自販機、その名も『Hug Machine』。

こちらの『Hug Machine』には表面にデカデカとした文字で、「Hug me」と記載されていて、リクエストの通りこの自販機を抱きしめると、コーラ1本が落ちてくるという仕掛けになっています。

こちらの自販機には構内の大学生達の長蛇の列ができて大盛況だったそうです。

大学生達に「コカ・コーラの自販機を抱きしめてもらうこと」で“ブランドへの愛着を高めてもらうきっかけ”にしているのかもしれませんね。

7.友達の助けがないと飲めない巨大自販機

[国名:アルゼンチン/企業名:Coca Cola]

アルゼンチン国内で『FRIENDSHIP DAY』にあたる7月20日に、コカ・コーラがプロモーションの一環として巨大な自販機を主要大学構内に設置しました。

この自販機はあえて巨大に作ることにより、“友人の手助け”なしでは硬貨を入れることも飲み物を選択することもできないようになっています。

そして友達の力を借りて無事購入できると、飲み物1本分の料金で手助けしてもらった友人分として2本コーラが出てくるというサプライズも用意されています。
素敵な仕掛けですね。

8.Lipton、『人の体温を検知して作動する自販機』を真夏のケープタウンに設置

[国名:南アフリカ/企業名:Lipton]

世界中で愛飲されている紅茶「リプトン」が南アフリカのケープタウンで仕掛けたアウトドアプロモーション。

2月13日夏真っ盛りで暑い日が続く南アフリカで、『人の体温を検知して作動する自販機』を設置。
自販機の正面にお客さんが手のひらを置くディスプレイがあり、手を置いて一定以上の体温に達していた場合にのみ、アイスティーが落ちてきてタダでもらえるという仕掛け。

体温が高くない人には、「Try Again」とパネルに表示されてアイスティーは落ちてきません。

その代わりに、体温を上げるためのちょっと変わったエクササイズの方法がパネルに表示され、それを見た人たちはアイスティーをタダでもらうためにみんなで楽しんでエクササイズに励んだようです。
大勢で楽しめるユニークな自販機ですね。

9.コカ・コーラ、“リア充”限定自販機をショッピングモールに投入

[国名:トルコ/企業名:Coca Cola]

コカ・コーラが現在グローバルで展開している“Happiness Project”のバレンタインデーに絡めた新企画。毎回素敵なサプライズで、様々なターゲットを“笑顔にしてきた”このシリーズですが、今回のターゲットはアツアツな恋人達です。

バレンタインデーに数多くの恋人達が集まるショッピングモールにて、通貨以外のモノで作動する特殊な自販機を設置。

では通貨ではなく何で作動するかというと、恋人達がこの自販機の前で抱き合ったり、キスをしたりして愛し合う(愛を形にして証明する)と、自販機が作動して中からコーラが2本落ちてくるようになっています。

自販機に設置したカメラでこの模様を認識して、自販機を遠隔操作しているようです。

自販機の前で愛を確かめ合った本人達は勿論のこと、周囲のギャラリーも大盛りあがりだったよう。

通貨の代わりに、恋人達の愛し合う姿でコカコーラが落ちてくるというサプライズ自販機。
シンプルで好感が持てる素敵なブランディング企画です。体験した方々の笑顔が印象に残ります。

10.政府観光局、色んな物がサプライズで出てくる巨大自販機で観光客を誘致

[国名:USA/企業名:Tourism British Columbia]

カナダ ブリティッシュ・コロンビア州観光局がサンフランシスコの街中に設置した自販機。

ブリティッシュコロンビア州が観光客を誘致するために現在展開中のキャンペーン「100 BC moments」の一環で実施したインスタレーション。
5月中旬に数日間限定で巨大な自動販売機を広場に設置。

自販機の表面には大きな字で「Discover your perfect British Columbia moments.」と記載されています。「何だこの巨大な自販機は?」という感じで大勢の人が自販機の周りに集まってきます。

そして、市民がこの自販機に付属のパネルをタッチすることで、ブリティッシュコロンビア州を満喫するためのアイテムが取り出し口から出てくるという仕掛け。マウンテンバイク、サーフボード、カヤックなど大小様々なアイテムがポンポン飛び出してきて皆さん大盛り上がりだったようです。

「このアメイジングな巨大自販機以上に、素晴らしく楽しい体験が数多くあなたを待ってますよ!」ということを訴求するアプローチ。人をワクワクドキドキさせて、笑顔にするプロモーション。

この自販機に接触することで旅行の候補地の一つに入れた方もいるかもしれませんね。