Case:UNICEF Pinning their hopes

大人気写真共有SNS、Pinterestを活用したユニセフによる意表をついたプロモーション。

Pinterestは、人々のお気に入りのもの、例えば綺麗な洋服やアクセサリー、お洒落な家具、クールな自動車、可愛らしいおもちゃ、観光してみたい風景といった、ある意味で人々の「物欲」がダイレクトにあらわになった写真たちで溢れています。

そんな人々の欲求が溢れているWebサイトPinterestにおいて、ユニセフはキャンペーン用に1件のアカウントを作成します。非常に貧しい国として知られる西アフリカのシエラレオネ共和国に住んでいる13歳の少女“Ami Musa”ちゃんをキャンペーンの広報大使に据えて、彼女の名前でアカウントを開設。

こちらのアカウントには、「Really want these」という名前のボードだけを作成。そこには、彼女が生きていくために切実に欲している食糧や水、黒板(教育の機会)などの写真がコメントとともにピンされていました。

この試みはニュースサイトで数多く記事化され、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアで広がり、多くのPinterestユーザーがこの写真に大きなショックを受け、次から次へとリピンして拡散していきました。

結果、ボードの写真は数万回もリピンされるに至り、多くのPinterestユーザーに貧しい国々に住む子供たちの窮状について啓蒙することに成功しました。

先進国の人間の物欲が溢れかえっているPinterestという場所で、貧しい国に住む少女の切実な望みを掲載するというアンバランス(異質)さがポイント

多くのPinterestユーザーが、自分の好きなもの、お気に入りの写真が溢れているボードをいつものように眺めていて、その中に突如このような異質な写真が(自分のフォローしている人がリピンして)現れたら、目を留めずにはいられないと思います。
Pinterestの特性、人間の心理をついた素晴らしく秀逸なキャンペーンでした。

動画はコチラ

Pinterestを活用したプロモーション事例に関心のある方は下記もご覧ください。

Pinterestで“コーポレートサイト”を制作した世界初の広告代理店(2012年 / オーストラリア)
ホンダのPinterestキャンペーン “Pinterestからちょっと離れて、外で楽しもうよ!”(2012年 / USA)
イギリスの航空会社によるPinterestを活用した実験的プロモーション(2012年 / イギリス)
今のところ最も成功したPinterestキャンペーン(2012年 / イスラエル)
米ファッションブランドによるPinterestを活用したコンテスト型キャンペーン(2012年 / USA)

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ユニセフの刺さる広告/プロモーション(まとめ)

参考サイト

・creative guerrilla marketing
http://www.creativeguerrillamarketing.com/social-media-marketing/how-unicef-is-using-pinterest/