Case:Occupy IKEA

IKEAポルトガルが新しくオンラインストアをオープンするにあたって仕掛けたユニークなプロモーション。
今回の施策は、『IKEAの店舗がこれまで一つもなかった国内のマデイラ島まで、新しくオープンするオンラインストアでは注文を受け付けられ、商品配送ができる』という点に着目して広告代理店のTBWAが考案した企画。

マデイラ島在住の1人の若い女性が島内にIKEA店舗が一店舗も無いことに憤慨し、一念発起してマデイラ島にIKEA店舗をオープンさせるためにIKEAに働きかけていくというフェイクストーリー。名付けて、Occupy IKEA(IKEAを占拠)

彼女は15日間に渡って一度も家に帰らず、リスボン市内にあるIKEA店舗を行脚し、店舗に居続け、マデイラ島へのIKEA店舗招致活動を繰り広げます。そしてその模様を毎日頻繁にソーシャルメディアを通じて世間に広く発信していき、市民の賛同も得て遂にはマデイラ島へ配送されるオンラインストアを勝ち取るというストーリー。

主人公はとっても愛敬のあるコチラの女性。

「(マデイラ島にIKEAの店舗を作るという)私の要望を聞き入れてくれるまで、リスボンにあるIKEA店舗に居続けてやるわ」と動画を投稿して力強く宣誓するところからスタート。

数千枚もの打診メモを店内に貼り付けたり、

彼女自身の洋服に大量の打診メモを貼って、店内をめぐって店員に懇願したりします。

そして、これら活動の様子を彼女は15日間の占拠期間中毎日Facebookを通じて大量にオンライン上で発信していきます。

写真だけでなく、マデイラ島に“いかにIKEAの店舗が必要なのか”を訴えたりする動画も投稿します。

店内でこんなお茶目なことをやってる様子も動画で投稿。

すると、狙い通り彼女の投稿は瞬く間に注目され、日々の投稿が数千人もの反響を集めるようになります。

ラストは、ガッツポーズと投げキッスを送りながら「マデイラ島にIKEAを招致することに成功したわ!」と動画を投稿して彼女の活動及び一連のプロモーションはフィナーレを迎えます。

この施策の結果、媒体費0円でマデイラ島からのIKEAオンラインストアへのアクセス数は5倍になりました。

日本だと炎上の恐れもありそうですが、これを企画した発想力とユーザーの興味を惹きつけるコンテンツを投稿していき、思惑通りにバズらせた実行力に感心します。

世界各地で実施されたIKEAのオシャレな広告/プロモーションに関心のある方は下記もご覧ください。

IKEAのウィットに富んだ広告/プロモーション(まとめ)

動画はコチラ

参考サイト

・Adverblog
http://www.adverblog.com/2013/01/25/occupy-ikea/