Case:Mannequins

人権擁護や難民救済などに取り組む世界的なNGO団体「アムネスティ・インターナショナル」が、ベネズエラ市民に対して同国に数多く残存する“地雷”の廃絶を訴えるために仕掛けたアンビエント広告。
(市民に地雷排斥に関する問題意識を持ってもらうことにより、同国政府の重い腰をあげさせようと企図)

同団体は地雷の被害にあった場合の悲惨な現実を一般市民にわかりやすく訴求するために、リーバイスやコロンビアといった人気アパレルブランドの協力を得て、同店舗のマネキンを『地雷被害者を連想させる姿』に変形して陳列しました。

具体的にはマネキンの片方の腕や足を意図的にもぎ取って陳列しています。

陳列されたマネキンのそば(下)には黄色いボードで、「ベネズエラでは今なお数多くの地雷が犠牲者を待ち構えています。この問題について詳しく知りたい方はアムネスティのホームページまでどうぞ」と案内を出していました。

こちらの試みの結果、テレビや新聞、ラジオで数多くの露出に繋がっただけでなく、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアにおいて数千件にも及ぶ同プロジェクトに対するコメントがなされ、ホームページのアクセス数も急増したそうです。

「地雷の被害にあうと、誰もが当たり前のように楽しんでいるオシャレすらままならなくなるんです」ということを効果的に示唆しています。

市民にとっては、ウキウキした気分で洋服を購入しようとしたタイミングで、思いもかけずこういったマネキンに出くわすことでショックが大きそうです。市民の心を揺さぶる上手いPRだと思いました。

世界各地でアムネスティ・インターナショナルが仕掛けた啓発広告に関心のある方は下記もご覧ください。

アムネスティ・インターナショナルの刺さる啓発広告/プロモーション(まとめ)

参考サイト

・Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/amnesty_international_mannequins