Case:期限切れクーポン大復活祭

讃岐うどんの全国チェーンであるはなまるうどんが、おそらく日本で前例のない秀逸なキャンペーンを開始しました。

その名も、『期限切れクーポン大復活祭』。300円以上の商品を購入し、お会計時に期限切れとなったクーポンを提示すると「50円値引き」になります。面白いのは、日本全国、どんな期限切れクーポンでもOKということ。

他社発行のクーポンを用いたこのキャンペーン。「それっていいの?」とも思われますが、発行元の企業はすでに期限を切ってしまった手前、所有権を主張することができなければ、「割引券」として店舗で受け入れることもできません。

そんな「紙切れ」を、はなまるうどんで「金券」として復活させよう!というなんとも懐の大きな取り組み。消費者からの“好感”を醸成する意味でも、同社のアイディア勝利と思えてなりません。

はなまるうどんが3月に実施したアンケートによると、財布の中になにかしらの「割引券・クーポン券」が入っている人は全体の72%。そのうち期限切れの割引券・クーポンが残っている人は、59%にのぼるようです。

消費者のオサイフ内事情も十分に調査した上で、狙いを定めて開始された今回のキャンペーン。その狙いは自社の売上UPと共に、日本の景気回復へ寄与することにも向けられており、キャンペーンの売上の一部はNPO法人へ寄付されるそうです。

印刷物作成のコストを省いて、他社の情報収集にも繋がるという、まさに一石が二鳥にも三鳥にもなるキャンペーンです。キャンペーン目当ての来店者から集まる期限切れクーポンからどんなメッセージが導き出されるのか、キャンペーン終了まで楽しみに待ちたいところです。

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目の付け所が秀逸な世界の割引プログラム(まとめ)

[千田 里美]

参考サイト

・期限切れクーポン大復活祭キャンペーン
http://www.hanamaruudon.com/cp/coupon.html